薄毛の症状と原因|今日からできる対策方法は?

更新日:2021/11/30
毛髪診断士由樹

「最近、髪の毛が薄くなってきた気がする…」という方のために、薄毛の前兆か確認するためのセルフチェックリストや、薄毛の原因と症状を解説。また、今日からできる対策や専門機関で行っている最新の治療方法や費用相場についてもご紹介します。

この記事を書いた専門家

毛髪診断士・由樹

公益社団法人日本毛髪科学協会の毛髪診断士®兼、日本化粧品検定1級取得のコスメコンシェルジュ、スキンケアマイスターの資格を有する美髪・美肌研究家。日々、頭皮や毛髪、お肌について研究し、正しい情報を広める活動を行っている。

この症状は薄毛の前兆?簡単セルフチェック!

薄毛の人に現れる症状や、生活習慣をリストアップしました。「最近、髪の毛の抜ける量が増えてきた気がするけど、これは薄毛の前兆なのか…?」と悩んでいるなら、下記の項目が当てはまるかチェックしてみて下さい。

  • 毎日100本以上の毛が抜けている
  • 細くて短い抜け毛が目立つ
  • 昔の写真と比べて、明らかに毛量が減っている
  • 慢性的にフケや痒みがある
  • 頭皮や顔に赤みがある
  • 頭皮が脂っぽい
  • 頭皮がかたい
  • 家系に薄毛の人がいる
  • タバコを吸っている
  • ダイエットをしている
  • 洗髪せずに寝てしまうことがある
  • ブラシなどで頭皮をたたいてマッサージしている
  • 睡眠不足が続いている
  • 偏食である。ファーストフードをよく食べる
毛髪診断士由樹

あなたはいくつ当てはまりましたか?3つ以上チェックがつくのなら、要注意です。この後お話する薄毛の原因と対策を読み進めてみてて下さいね。

薄毛の原因

薄毛と一言で言っても、原因は多岐にわたり、その症状も様々です。ここでは数多くある薄毛の原因の中でもよくある原因について、一つ一つ解説していきます。

男性ホルモン

人の血中には男性ホルモン(テストステロン)が存在します。それ自体は全く問題なく、むしろ筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモンです。

ただ、それがより活性化したジヒドロテストステロン(DHT)に変わると、最終的に髪の毛の毛根にある毛母細胞を攻撃して、髪の毛の成長期を短縮させてしまうことが報告されています。これがいわゆるAGA(男性型脱毛症)です。

男性型脱毛症の仕組み

より詳しく説明しますと、毛根に運ばれた「テストステロン(男性ホルモン)」が毛乳頭細胞にある「II型5α-還元酵素(リダクターゼ)」によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されると、毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に結合します。

そのDHTが結合した男性ホルモン受容体は退行期誘導因子である「TGF-β」や「DKK1」などを誘導し、毛母細胞の増殖を抑制するのです。毛母細胞の増殖が抑制されると、その毛は成長がストップします。ここで、髪の毛のヘアサイクルを見てみましょう。

男性脱毛症のヘアサイクル

毛の成長サイクルのことを「毛周期」と言います。「毛周期」には、大きく成長期、退行期、休止期の3段階があり、毛は生えて伸びて抜けるということを繰り返します。『成長期』において軟毛の状態から硬い毛に成長します。通常成長期は2~6年ですが、ジヒドロテストステロンの影響により、毛母細胞の増殖が抑制されると、成長期が数か月~1年となってしまいます短い周期で抜けてしまう場合、硬い毛に成長する前に抜けてしまうことになるため、次第に頭皮の地肌が見え薄毛が目立つようになってしまうのです。

遺伝

親族に薄毛の人がいるとご自身にも薄毛が遺伝すると考える方は多いでしょう。ただ「薄毛になる」という情報が遺伝するわけではありません。遺伝によって引き継がれるのは、II型5α-還元酵素(リダクターゼ)の活性度と、男性ホルモン受容体の感受性の2つの遺伝子情報と言われています。

先ほどの男性ホルモンの項で述べた通り、II型5α-還元酵素はテストステロン(男性ホルモン)をより活性したDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する働きがあります。そのため、II型5α-還元酵素の活性度が高ければ、薄毛になりやすくなるでしょう。II型5α-還元酵素の活性は、父からも母からも受け継ぐ可能性があります。

また、男性ホルモン受容体の感受性が高い人というのは、DHTを取り込みやすい体質です。その結果、退行期誘導因子であるTGF-βを増加させてしまい、抜け毛、薄毛の原因となります。この感受性の強さは、母方の家系から遺伝しやすいです。そのため、母方の男性の親戚に薄毛の人がいると、自分も薄毛になる可能性が高いということになります。

脂漏、フケ

皮脂は、汗と混じりあって皮脂膜となり、肌の水分の保持や外的要因である紫外線などから頭皮を守る重要な役割を担います。ただ、皮脂が過剰に増えると、それを餌にする頭皮に存在するマラセチア菌も急激に増え、頭皮に炎症を引き起こしてしまいます。

また、毛穴をふさぐほどフケが発生すると、頭皮を刺激してかゆみなどの症状が出ます。そうすると頭を掻きむしってしまい皮膚炎を引き起こし、さらに毛穴が炎症すると脱毛につながるのです。

これらの要因として、洗浄力が強すぎるシャンプー剤やそのすすぎ残し、頭皮質に合わない整髪料の使用、脂っこい食事や睡眠不足、喫煙、ストレスなどが挙げられます。

糖化

老化の一現象として誰にでも起こっているのが「糖化」です。「糖化」とはタンパク質と余分な糖が結びつき、タンパク質が変性・劣化し、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成することをいいます。それにより新陳代謝を衰えさせ、老化現象を引き起こします。このAGEsは、体のなかでつくられるだけでなく、食べ物の中に含まれており日々私たちの体内に取り込まれています。糖化が進むと皮膚のコラーゲンが糖と結びつきAGEsとなって溜まっていきます。蓄積された部分の皮膚はたるみやシワにり、シミができます。

この糖化による脱毛への影響が2015年にヨーロッパで発表された研究結果で明らかになりました。体にAGEsがたまると髪の毛根にある毛乳頭細胞にもたまります。すると毛乳頭と毛母細胞がスムーズに働けなくなるため、十分に毛髪が成長しないうちの抜け毛などのトラブルが発生します。また、糖化により皮膚を構成する主要なタンパク質であるコラーゲンが変性すると頭皮が硬化して髪の育成を妨げたり、毛根を支える力が弱まり髪が抜けやすくなることが分かっています。

間違ったヘアケア

頭皮が脂っぽいからと洗浄力が強すぎるシャンプーを使用すると、皮脂を取りすぎてしまい、足りなくなった皮脂を補うために皮脂腺がもっと活発に働くという悪循環を引き起こします。頭皮を清潔に保とうと、1日に何度もシャンプーをするのも、必要な皮脂まで取り除いてしまい良くありません。

また、スキッと爽快感のあるシャンプーのスキッと感は、頭皮の熱と水分が瞬時に奪われるためにおこる感覚です。頭皮の温度が急激に低くなると、その温度差が大切な脳に伝わらないように、頭皮がだんだん厚く固くなるという現象を招きます。結果として、髪が細くなったり薄毛につながり易くなります。

頭皮と頭蓋骨の間には、毛細血管、毛母細胞、毛乳頭、毛根、神経など、髪の毛の成長に欠かせないたくさんの細胞や機能が詰まっています。そこをブラシなど硬い物でたたけば、毛細血管を傷つけたり、破壊を招いたりして、毛根への栄養補給ができなくなり、かえって脱毛を促進させてしまう恐れがあります。さらに、頭皮をたたき続けると、この衝撃から頭部を護るために皮膚のバリヤー機能が働き、だんだん頭皮が厚く固くなります。頭皮が厚く固くなると、うぶ毛が出にくくなってしまいます。

頭皮の血液循環不良

髪の毛は、毛細血管から様々な栄養素が酸素とともに毛母細胞に供給されることで成長します。頭皮の血液循環が悪いと、毛母細胞の細胞分裂がとまり、毛は成長しにくく、細く抜けやすくなってしまいます。

ストレス

強いストレスも、薄毛の原因となり得ます。私たちの身体は強いストレスを感じると、自立神経が乱れ、副交感神経が活発になります。そうすると血管が収縮し、血流が悪くなります。結果として、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなり、髪の毛が栄養不足となってしまうのです。

ダイエット

急激な食事制限や、間違ったダイエットによって、体重の減少とともに、皮膚の乾燥や脱毛を起こすことがあります。毛包は血液から栄養の補給を受けて成長していますので、栄養障害があると毛に現れます。間違ったダイエットにより貧血が続いたり、血液中のたんぱく質が少ないと、毛包に吸収される栄養量が少なくなるため、毛は細く、ツヤがなくなり、脱毛や断毛しやすくなるのです。

喫煙

先に述べた通り毛の成長は血流と深い関係がありますが、タバコのニコチンは血管を収縮させ、血流を低下させてしまいます。本来なら毛母細胞に血流で運ばれるはずの栄養が上手く運ばれなくなってしまうため、髪に悪影響を与えます。しかも、ニコチンは血流を促進するビタミンEを破壊してしまいます。

また、タバコを吸うことで、薄毛、抜け毛を引き起こすテストテロンやDHTが増加するといった研究結果がアメリカのハーバード大学から発表されています。さらに、喫煙によって育毛に必要なアミノ酸も減ってしまいます。

毛髪診断士由樹

薄毛を専門に扱っている皮膚科医の先生によると「禁煙して薄毛が改善した」という例は少なくないそうです。

自己免疫反応

自己免疫反応によって脱毛が起こる場合があります。通常の免疫反応は、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた際にTリンパ球という細胞が異物を攻撃するものです。このTリンパ球が異常を起こし、正常な細胞を攻撃してしまうことがあるのです。成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうと、毛がダメージを受けて、脱毛につながります。これは円形脱毛症の主な症状です。

その他の薄毛の原因

上記の他にも、病気に伴う脱毛や、薬剤による脱毛、自ら髪を抜いてしまう抜毛症、産後に起こる産後脱毛など、薄毛にはさまざまな原因があります。

毛髪診断士由樹

ここまで、薄毛の原因について解説してきました。多くの場合、どれか1つではなく、複合的な要因で薄毛になっています。また、ここに挙げた以外に女性特有の原因や症状もあります。

今日からできる対策

続いて、今日からできる薄毛対策について解説します。薄毛の原因を読んでお気づきの方も多いとは思いますが、生活習慣などを改善することは頭髪の健康のためにはとても大切なことです。また薄毛対策は、症状が出てからの期間が短ければ短い方が、より効果の出も早いです。ぜひ、試してみて下さいね。

シャンプーを変える

知らず知らずのうちに髪や肌に悪いシャンプーやコンディショナーを毎日使っている方が多くいらっしゃいます。毎日のシャンプーやコンディショナーで肌に必要な油分や水分を奪い、髪や肌に良くない成分を与え、不健康な頭皮や髪に導いているのです。特に現在、頭がかゆいと感じたり、フケが出ている方は、現在お使いのシャンプーが合っていないと考えて、シャンプーを変えて下さい。

まずは、ご自宅のシャンプーの裏面の全成分に書かれている界面活性剤をチェックしてください。界面活性剤はシャンプーに含まれる率が高いため、大抵表記では水の次など、はじめの方に書いてあります。石油系、硫酸系界面活性剤は安価なためしばしばシャンプーに含まれていますが、刺激が強いためおすすめできません。

では、何の界面活性剤なら良いのか?と言いますと、おすすめはアミノ酸系シャンプーです。アミノ酸系界面活性剤は弱酸性で低刺激。髪や頭皮のタンパク質を守りながら洗浄ができます。成分名は下記の通りです。

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルアラニンNa
  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ココイルグリシンK
  • N-アシルグルタミン酸塩
  • ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルグルタミン酸K
  • ラウラミノプロピオン酸Na
  • ラウリミノジプロピオン酸Na

洗髪方法を変える

シャンプーは特に問題がないものを使っていても、洗髪方法に問題があると、頭皮を傷めてしまいます。すすぎが不十分でシャンプーやコンディショナーが頭皮に残ってしまっていたり、熱すぎるお湯で頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまっていたり、強くこすり洗いをして頭皮を傷つけている方は意外と多いです。ご自身がどんな洗髪方法なのか、ぜひこれを機会にチェックしてみて下さいね。

おすすめの洗髪方法

  1. 髪のもつれをとる
  2. 温かめのお湯で髪と頭皮を十分に流す
  3. シャンプーを泡立たせながら、頭皮になじませる
  4. 爪を立てずに、指の腹で頭皮を洗う
  5. 洗い残しがないようによくすすぐ
  6. トリートメントは髪の毛だけにつける
  7. 髪をタオルではさむようにやさしくドライ
  8. ドライヤーは一カ所に当て続けないで

より詳しい洗髪方法や、おすすめのシャンプーなどの情報は下記のページをご覧ください。

食生活を改める

髪のためにも、身体のためにも、やはり食生活は重要です。様々な種類の栄養素をバランスよく取るようにしていただくのが一番ではありますが、ここではもう少し薄毛対策として踏み込んでお話ししましょう。

糖化物質の摂取量を減らす

薄毛の原因の一つである「糖化」を引き起こすAGEs(糖化最終生成物)が多く含まれる食品を紹介します。AGEsが多く含まれるのが、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工食品、フライドポテトや唐揚げなどの揚げ物。清涼飲料水に含まれる異性化糖は、ブドウ糖の10倍の速度でAGEsをつくると言われています。これらの摂取量を減らすことは糖化対策に有効です。

白身魚やささみ、乳製品、卵、大豆製品などは積極的に摂取を

毛はケラチンという硫黄を含んだたんぱく質でできているので、食べ物は「含硫アミノ酸」を多く含んだたんぱく質の量を増やしましょう。含硫アミノ酸の多い食品は、アジ、サバ、イワシ、サンマや白身の魚、脂肪の少ない鳥のささみやひれ肉、チーズなどの乳製品や卵、豆腐、納豆などの大豆製品です。1日に必要なたんぱく質55~70gのうち、1/3はこういった食品を取るように心がけてみて下さいね。

海藻を食べれば髪の毛が生える?

「ワカメや昆布などの海藻を食べれば、健康な髪の毛が生えてくる」と信じている方がいらっしゃいます。私も子供の頃、そう聞いた記憶があります。たしかに、海藻類はビタミンやミネラルが豊富で、毛をつくる手伝いをしてくれますが、毛そのものはたんぱく質ですので、たんぱく質をとらなければ毛はできません。

質の良い睡眠を心掛ける

夜は育毛を助ける副交感神経のはたらきがもっとも活発になり、髪がよく伸びる時間といわれています。生活のリズムを整えて十分な睡眠をとるようにしたいですね。今日からできる対策としては、寝る前にスマホやパソコンの画面を見る等の交感神経を活発にするような行為は控えて下さい。睡眠の質が悪くなります。

育毛剤・発毛剤を使用する

市販の育毛剤や発毛剤を使用することも有効です。育毛剤にはさまざまな種類があります。男性型脱毛症の方は、II 型 5α-還元酵素(リダクターゼ)やテストステロン(男性ホルモン)の働きを抑える成分が入った物が有効ですし、脂漏やフケなどで頭皮が炎症している方は抗炎症成分が入ったものが有効です。また、毛母細胞の働きを活発にする成分や、コラーゲンの糖化抑制となる成分が入ったものなど、ご自身の頭皮の状態に合ったものを選ぶことが大切になってきます。

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育毛剤や発毛剤は有効ですが、頭皮や体が不健康な状態では効果も半減してしまいます。健康な毛を創るにはまずその土台である、身体・頭皮が健康な状態である必要があります。不健康な土では良い作物が育たないように、不健康な体・頭皮では良い髪の毛は生えないのです。土台が健康になってから、せっせと肥料を与えていきましょう。

薄毛を改善したいなら!最新の治療法・費用一覧

ご自身の薄毛の原因が分からない場合や、一刻も早くなんとかしたいという場合は、皮膚科やクリニック、専門サロンへ行くことをおすすめします。 現在、どういった治療や施術が行われているのか、ご紹介します。

治療・施術名種類概要・費用
フィナステリド内服薬脱毛抑制薬。Ⅱ型5α-還元酵素を阻害する。(禁忌:妊婦、授乳婦等) 月額費用:3,000〜8,000円
デュタステリド脱毛抑制薬。I型およびⅡ型5α-還元酵素を阻害する。(禁忌:女性) 月額費用:7,000〜10,000円
ミノキシジル内服の発毛促進薬。副作用から国は非推奨。 月額費用:3,000〜12,000円
外用薬頭皮に塗る発毛促進薬。毛が増えるよう働きかける。 月額費用:3,000〜15,000円
カルプロニウム塩化物水和物局所血管拡張作用による、脱毛防止、発毛促進。 月額費用:3,000〜7,000円
ステロイド抗炎症の塗り薬。塗った部分の炎症を鎮める作用。 月額費用:1,000〜3,000円
メソセラピー頭皮へ直接注入栄養分を頭皮に浸透させ発毛促進を促す。 1回:2万円~8万円/総額:20万~80万
HARG療法頭皮・毛根を再生する150種類以上の成長因子が配合された「AAPEパウダー」を頭皮に浸透させ発毛促進を促す。 1回:10万円~/総額:50万~100万
自毛植毛植毛後頭部の硬毛を移植する手術。AGAの根本治療が可能。増やす量で総額が決まる。 総額:40万~130万円
LED照射LED照射超狭帯域赤色LEDライトを照射。週2回以上の照射を続ける必要がある。1回:2,000~5,000円
洗浄・マッサージエステ頭皮の洗浄でこびりついたフケや溜まった汚れを洗浄したり、マッサージを行って凝りをほぐす。1回:5,000~20,000円
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薄毛の治療は、クリニックでも自由診療扱いとなる場合が多いため、価格の振り幅が大きいです。

フィナステリドなどの治療薬は、あくまでも薬ですので、副作用もあります。安易にネットで売っているものを買うのではなく、お医者さんの診察を受けて適切なものを処方してもらってください。薬での治療を希望なら、専門の皮膚科へ相談に行くことをおすすめします。

薄毛の疑問Q&A

女性の薄毛と男性の薄毛は原因が違う?

男性型脱毛症の原因とは違います。女性の薄毛の原因は、ダイエットやストレス、糖化など男性の薄毛の原因と同じものもありますが、出産や、更年期障害に伴うホルモンバランスの乱れといった女性特有の原因がメインです。その為、治療方法や治療薬も男性型脱毛症とは異なります。

女性の薄毛は多くの場合、男性と違い生え際は保たれ、髪全体が薄くなり、中が透けたような感じになるのが特徴です。この見た目から「1カ所に限られていない」という意味の『びまん性脱毛症』とも言います。

パーマやカラーのせいでハゲが悪化することはある?

パーマやカラーは皮膚深部の毛根にまで作用するものではないので、それによって脱毛することはありません。もし、パーマやカラーによって接触皮膚炎を起こしたとしても、炎症は表皮や真皮の浅層で起こっており、深部にある毛包毛球部に影響を及ぼすことはほとんどありません。むしろ、パーマで薄毛や狭い範囲の円形脱毛症などは隠すこともできますし、心理的にプラスに働くことが期待できます。

ただし、薄毛が顕著なところにパーマとヘアカラーの施術を連続で行ったり、ブリーチの後すぐにカラーを行うなど、誤った施術をすると、ヘアダメージを受け、毛根に作用していなくとも、毛の損傷で薄毛が悪化する恐れがあります。

育毛剤などの薄毛対策はどのくらいで効果が出る?

育毛剤や発毛剤を使用したら、すぐに抜け毛が減ったり、発毛したりするわけではありません。ヘアケアは最低でも4カ月は続ける必要があります。初めは何も効果を感じられなくても、まずは4カ月続けてみて下さい。それがご自身に合ったものであれば、「抜け毛が少し減ったかも?」といった何かしらの変化がみられるはずです。

逆に半年経過しても何の変化も感じられないようならそれはあなたに合っていない可能性があるので、違う成分の育毛剤や発毛剤を検討しましょう。

薄毛のケアは、AGAクリニック、皮膚科、育毛サロン、結局どこへ行けばいい?

最近よく電車の交通広告で「AGAクリニック」を見かけるようになりました。こうしたクリニックはあくまでもAGA(男性型脱毛症)の治療のみを行っているので、円形脱毛症や、脂漏性、フケ症に伴う脱毛症の治療は行っていません。ご自身の薄毛の原因が不明確なら、皮膚科か育毛サロンで、検査してもらうことをおすすめします。

まとめ

薄毛には様々な症状があり、原因も多岐にわたることがご理解いただけたかと思います。

今回このページを読んで間違ったヘアケアや、身体だけでなく髪にも良くない生活習慣に気づけたのなら、ぜひ一つづつでも変えてみて下さいね。

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