本当は怖いトリートメント!?カチオン界面活性剤の不都合な真実

更新日:2024/05/06
毛髪診断士由樹

「お客様に本当に合う自宅用トリートメントを提案できるようになりたい。」「自分には合うけど、お客様に勧めたら『私には合わなかった』と言われた…。」こんな風にお悩みの美容師さん、いらっしゃいませんか?

シャンプーや、シャンプーの主成分であるアニオン界面活性剤について書かれた書籍はよく見かけますよね。

一方、トリートメントや、トリートメントの主成分の一つであるカチオン界面活性剤を主題に書かれた書籍を、私は本屋さんで見かけたことがありません。トリートメントやコンディショナーに関する情報があまり出回ってないなと感じます。

その為か、美容師さんからも「自宅用トリートメントについては、なんとなく『自分が良いと感じたか』だけでしかお客様にお話しできずに困っている。」というお声を耳にします。

論理的かつ客観的に、自宅用トリートメントについてお客様にアドバイスできるように、コンディショナーやトリートメントに主要成分として必ず配合されている「カチオン界面活性剤」について、研究データをまじえながら、詳しく解説します。

最後まで読めば、お客様の髪の状態や頭皮の状態にあわせて適切なインバストリートメントをアドバイスできるようになりますよ!

この記事を書いた専門家

毛髪診断士講師&日本化粧品検定特級・由樹

公益社団法人日本毛髪科学協会の毛髪診断士®講師、日本コスメティック協会のスキンケアマイスター兼、日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュを有する美髪・美肌研究家。日々、頭皮や毛髪、お肌について研究し、正しい情報を広める活動を行っている。

トリートメントに必ず入っているカチオン界面活性剤

まず、日常使いするインバストリートメントやコンディショナーには以下のような成分が配合されています。

精製水、植物水、アロマ水など
油性成分ジメチコン、パラフィン、シア脂、ホホバ種子油など
水性成分BG、グリセリン、DPG、ソルビトール、PG、エタノールなど
界面活性剤ステアルトリモニウムクロリド、べヘントリモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミンなど
防腐剤安息香酸Na、メチルパラベン、フェノキシエタノールなど
キレート剤EDTA-2Na、エチドロン酸など
その他酸化防止剤、増粘剤、PHP調整剤、香料など

上の表でいうと、「ステアルトリモニウムクロリド、べヘントリモニウムクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミン」がカチオン界面活性剤です。

有名な商品の中身をみてみよう!

化粧品は全て全成分表記が義務付けられており、化粧品分類のコンディショナーやトリートメントなら、どんな成分が入っているのか分かります。

ここで、みなさんもよくご存じの市販コンディショナーや、美容室専売品トリートメントの中身を見てみましょう。

LUX(ラックス) ダメージリペア トリートメント

ラックスのダメージリペアトリートメントの「成分」の箇所には、水、セテアリルアルコール、べヘントリモニウムクロリド、グリセリン、ジメチコン…と書かれていますね。前から3番目に書かれている「べヘントリモニウムクロリド」がカチオン界面活性剤です。

化粧品は全成分を表記することが義務付けられており、含有量の多い順で記載されています(1%以下は順不同)から、このトリートメントでは3番目に多くカチオン界面活性剤が配合されていることが分かります。

Aujua QU クエンチ ヘアトリートメント

美容師さんが大好きなオージュアは、箱に成分が書いてあります。前から水、ジメチコン、セタノール、ステアルトリモニウムブロミドとあり、4番目の「ステアルトリモニウムブロミド」がカチオン界面活性剤です。

このように、トリートメントにおいて、カチオン界面活性剤は高い配合割合を占めることが多いのです。

トリートメントでのカチオン界面活性剤の役割は?

カチオン界面活性剤は、別名『陽イオン界面活性剤』と言い、水に溶けると陽イオン(+)の電気を帯びる性質があります。

その性質から、帯電防止作用で髪の静電気を防いで指通りを向上させたり、髪をやわらかくする柔軟作用でなめらかな髪にしてくれます。

「+」に帯電しているカチオン界面活性剤は、シャンプーで大きく「―」に帯電した(静電気を帯びた)毛髪に近づくと「+」と「―」が引き合って、毛髪表面に吸着します。すると、静電気が中和されて、毛髪同士の反発がおさまります。

また、毛髪鏡面に吸着したカチオン界面活性剤の新油基によって表面が保護されると共に、すべりと柔軟性がまします。

さらには、毛髪に水分と油分を補うヘアトリートメントは、水と油が混ざった「乳化」の状態にするために界面活性剤が必要ですが、カチオン界面活性剤は「乳化」作用もあります。

カチオン界面活性剤なら1つで「帯電防止」「毛髪保護」「柔軟性向上」そして「乳化」とヘアトリートメントに必要な働きを果たすので、コンディショナーやトリートメントには必須の成分なのです。

なぜ、トリートメントの使用方法は「髪の中間から毛先にかけて付けて下さい」なのか?

あなたが毎日使用しているコンディショナーやトリートメントの裏面、もしくは入っていた箱をご覧ください。

使用方法のところに「髪だけに付けて下さい」や「髪の中間から毛先にかけて付けて下さい」という記載があると思います。

もし本当にそれが髪に栄養を届けて、健康にする成分だとしたら、頭皮にも付けた方が良いと思いませんか?

でも、頭皮につけましょうと書いてあるものはほぼ見かけない。なぜでしょうか?

界面活性剤の中で、最も刺激が強いのがカチオン界面活性剤

界面活性剤は全部で4種類あります。その中で最も刺激が弱いのがノニオン界面活性剤。次に低刺激なのが両性界面活性剤、その次がアニオン界面活性剤。最も強いのがカチオン界面活性剤で、その中でも4級アンモニウム塩は高刺激です。

さて、先ほどの質問の答え、もうお分かりですよね?トリートメントやコンディショナーを頭皮につけるべきではないのは、刺激が強いから。

身体を洗うのは、シャンプー&トリートメントの後が良いというのも聞いたことがありませんか?これは、トリートメントがお肌に残っていると良くないからなのです。

「女性の背中ににきびが多いのは、ロングの人がトリートメントを付けた髪をおろした状態で数分放置した後に流すから」というのは有名な話。そのためブライダルエステでは、背中ニキビケアが売れ筋メニューです。

カチオン界面活性剤は必要悪

「じゃあ、カチオン界面活性剤なんて入ってないトリートメントを使うべき!」と考えた方もいるでしょうが、そうはいきません。なぜなら、カチオン界面活性剤は先ほど話した通り優秀な静電気防止剤&柔軟剤だから

カラーや、縮毛矯正、パーマをしている人達が、カチオン界面活性剤が入ったコンディショナーやトリートメントを使用しないでシャンプーだけにすると髪がパサついてしまい、ドライヤーの時に絡まって、どんどんダメージが悪化します。

なので、ケミカルダメージがある方には、カチオン界面活性剤が配合されているトリートメント(コンディショナー)は必須で、「必要悪」だと私は考えています。

ただ、洗い流す時にどうしても少しは肌につくことを考えると、敏感肌の方にはカチオン界面活性剤の中でも刺激がなるべく弱いものが配合されているもの、かつその配合量が必要最低限になっているものを選ぶことをおすすめします。

続いて、カチオン界面活性剤にはどんな成分があるのか見ていきましょう。

カチオン界面活性剤の主な種類

ここからは、化粧品や医薬部外品によく配合されている代表的なカチオン界面活性剤を紹介します。特徴を理解すれば、自分に必要なカチオン界面活性剤はどれか分かりますよ!

ベンザルコニウムクロリド

ベンザルコニウムクロリドは、殺菌剤・防腐剤として用いられるカチオン界面活性剤。殺菌、防腐力を持つことから、手指消毒製品やフケやかゆみを防ぐ頭髪用製品に使われます。さらに消臭効果もあり、デオドラント製品にも配合されます。

医薬部外品においては、厚生労働省の「医薬部外品の添加物リスト」で配合前例が公開されており、そこでの配合上限は、シャンプーやリンス等では3%、育毛剤では0.05%となっています。

化粧品の配合制限リスト(ポジティブリスト)収録成分でもあり、刺激がとても強い成分です。

研究データ

【皮膚刺激】0.5%ベンザルコニウムクロリド水溶液を200名に48時間閉塞パッチ適用:パッチ除去24時間後の平均刺激スコアは0-6中「3(紅斑)」(ヒト)

【眼刺激】10名の被検者の片眼にベンザルコニウムクロリド(0.1mg/mL)を含む点眼液1滴を1日2回2週間にわたって点眼:治療期間中に角膜内皮の損傷なし

※引用元:ベンザルコニウムクロリド | 化粧品成分オンライン

ステアルトリモニウムクロリド

第四級アンモニウム塩のモノアルキル型。髪にしっかり付着し、お湯で洗い流しても落ちないため、長時間柔軟性や帯電防止効果を保ちます。帯電防止効果に優れているため、特にダメージ毛にしっかりと吸着し、毛髪の手触りがとてもよくなります。

質感が良くなり、ダメージが一見抑えられますが、補修作用はありません。

皮膚刺激はやや強めなので、洗い流しのヘアケア製品に用いられるのが基本。医薬部外品の配合前例では、リンスなど洗い流すことが想定される製品では配合上限濃度5%、育毛剤では3%となっています。

研究データ

【皮膚刺激】4.48%ステアルトリモニウムクロリド溶液を4時間半閉塞パッチ:3匹中1匹に48時間まで軽度の紅斑(ウサギ)

【眼刺激】0.75%ヘアコンディショニング剤処理:軽度の眼刺激(ウシの角膜)

※引用元:ステアルトリモニウムクロリド | 化粧品成分オンライン

研究データによると、濃度0.75%のヘアコンディショニング剤で軽度の眼刺激が報告されているため、一般に濃度0.75%以下において軽度の眼刺激を引き起こす可能性があります。

べヘントリモニウムクロリド

べヘントリモニウムクロリドは、数多くのトリートメントやコンディショナーに配合される、とてもポピュラーなカチオン界面活性剤です。帯電防止効果がしっかりあるため、指通りが非常によくなり、毛髪柔軟効果がありなめらかな手触りになります。

乾いた後もずっとこれらの作用が続くという特徴も。ただし、質感はよくなるが、髪の状態そのものをよくする作用はありません。

医薬部外品の配合前例では、シャンプーやリンスなど洗い流すことが想定される製品では「配合上限なし」ですが、「育毛剤」は上限が1%です。

研究データ

【皮膚刺激】3.4%ベヘントリモニウムクロリドを含むリンスオフ製剤で皮膚刺激性&皮膚感作性試験:104名中1名に軽度の皮膚刺激、その他103名は刺激反応なし(ヒト)

【眼刺激】5%ベヘントリモニウムクロリドを含むヘアコンディショニング製剤:軽度の眼刺激(ウシの角膜)/3%ベヘントリモニウムクロリド水溶液を点眼:1時間で3匹全てに軽度の眼刺激(ウサギ)

※引用元:ベヘントリモニウムクロリド | 化粧品成分オンライン

ベヘントリモニウムメトサルフェート

「四級アンモニウム塩」のメトサルフェート系カチオン界面活性剤。毛髪の表面に吸着し静電気を抑制してパサつきを抑え、濡れた状態の毛髪に対して良好な櫛通り性を付与することから、主にコンディショナー製品、トリートメント製品、アウトバストリートメント製品などに使用されています。

同じ四級アンモニウム塩でも、メトサルフェート系はクロリド系よりも刺激性が低く、毛髪のもつれをほぐすコンディショニング効果が高いといった特徴を有しています。

研究データ

【皮膚刺激】25%ベヘントリモニウムメトサルフェート溶液でパッチテスト:被検者(人数不明)に皮膚感作反応なし(ヒト)

【眼刺激】25%ベヘントリモニウムメトサルフェート溶液を点眼:眼刺激剤ではなかった(ウサギ)

※引用元:ベヘントリモニウムクロリド | 化粧品成分オンライン

ベヘントリモニウムメトサルフェートは、研究データからも分かる通り、第四級アンモニウム系の中では刺激性が低いです。

ステアラミドプロピルジメチルアミン

ステアラミドプロピルジメチルアミンは、「第三級アミン塩」と呼ばれる成分で、カチオン界面活性剤としては刺激性が低く、低刺激性をうたったトリートメントなどに使用される成分です。

毛髪の表面に吸着し静電気を抑制してパサつきを抑え、良好な櫛通り性を付与する帯電防止作用や、柔軟な髪に仕上げるヘアコンディショニング作用がありますが、作用は「第4級アンモニウム塩」と比べると控えめ。

医薬部外品の配合前例(2022年まで)では、リンスなど洗い流すことが想定される製品・育毛剤共に、配合上限濃度は15%となっています。

研究データ

【皮膚刺激】2%ステアラミドプロピルジメチルアミンを含むヘアコンディショナーを半閉塞パッチ:104名全てに皮膚刺激、皮膚感作反応なし(ヒト)

【眼刺激】0.2%ステアラミドプロピルジメチルアミンを含むヘアコンディショナーの10%水溶液を処理:非刺激-最小限の眼刺激(モデル角膜表面)

※引用元:ステアラミドプロピルジメチルアミン | 化粧品成分オンライン

ココイルアルギニンエチルPCA

カチオン界面活性剤には4級・3級・アミノ酸系がありますが、ココイルアルギニンエチルPCAは唯一のアミノ酸系。

毛髪の表面に吸着し静電気を抑制してパサつきを抑え、良好な櫛通り性を付与したり、柔軟な髪に仕上げることから、主にヘアケア製品などに汎用されています。

さらに静菌効果が高く、ニキビの原因になるアクネ菌を抑える作用も。頭皮や皮膚を清潔にする目的で、シャンプーやスカルプケア製品、スキンケア製品にも配合されています

高濃度でも皮膚や眼粘膜に対して安全性が非常に高いと報告されており、また20年以上の使用実績がある中で重大な眼刺激の報告が見当たらないため、一般に刺激性はほとんどないと考えられます。

ココイルアルギニンエチルPCAは原価が高くあまり使われていませんでしたが、近年利用例が増加中のカチオン界面活性剤です。

クオタニウム-数字

「クオタニウム」の後ろに数字が付いたものも、カチオン界面活性剤の一種です。数字は炭素数で、14~96と種類が多く、数字によって特徴が異なります。

成分名主な配合目的
クオタニウム-18、26、45、51、73帯電防止
クオタニウム-22帯電防止、皮膜形成剤、皮膚・ヘアコンディショニング
クオタニウム-33帯電防止、ヘアコンディショニング、毛髪補修
クオタニウム-70、75、80、82帯電防止、ヘアコンディショニング
クオタニウム-52帯電防止、洗浄、ヘアコンディショニング
クオタニウム-87、96洗浄、ヘアコンディショニング
クオタニウム-91ヘアコンディショニング
※クオタニウム-45、51、73は、全化粧品において100g中0.0020gまでという使用量制限有り

「クオタ二ウム-33」は、パーマやカラーにより失われる毛髪必須脂質「18-MEA」をリッチに含み、 キューティクルを補修する作用があることから、シャンプー等で訴求成分としても配合されています。

さらに、第4級アンモニウム塩なので静電気を防止し、髪に柔軟性を与える働きも。別名は「イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート 」。

髪質・肌質タイプ別のおすすめトリートメントの選び方

ここまでの話を踏まえ、どういうお客様にどういうカチオン界面活性剤が入ったトリートメントをおすすめしたらいいのか考えてみましょう。

頭皮にフケやかゆみが出やすいなら、第三級アミン系やアミノ酸系

お肌のことを考えると、カチオン界面活性剤の中でも刺激の弱い、ステアラミドプロピルジメチルアミンなどの「第三級アミン系」や、ココイルアルギニンエチルPCAなどの「アミノ酸系」が、成分表の上の方(前から3~6番目くらい)に書いてあるものがおすすめです。

一方で、これらは帯電防止効果や柔軟作用が弱いため、ダメージ毛の方にとっては、髪がパサついたり、広がったりしてしまう可能性があり、おすすめできません。

基本的に、帯電防止(静電気を抑制する)効果が強いほど刺激が強いとお考え下さい。

ミドルダメージ毛&できるだけ肌に低刺激なものにしたい方には、四級アンモニウムのサルフェート系

カラーをしているミドルダメージくらいの方で、お肌にも刺激がなるべく少ないものを使いたい方は、第四級アンモニウム系の中では比較的刺激が少ないサルフェート系のカチオン界面活性剤が、成分表の上の方に書いてあるものがおすすめです。

ブリーチ毛でも、ショートやボブ位の方なら、この辺りのカチオン界面活性剤入りのトリートメントでも、パサつかずに良い感じの手触りになれるものはあります。(洗浄力が強すぎないシャンプーを同時に使うことがポイント)

ハイダメージ毛なら四級アンモニウムのクロリド系

ブリーチ毛や、Wカラーやパーマなどを繰り返しおこなっていて、セミロングやロングでハイダメージ毛の方は、べヘントリモニウムクロリドなど、帯電防止効果の強いものが成分表の上の方に書いているトリートメントを使うのが無難。

ハイダメージ毛の方が、お肌に優しく帯電防止効果や柔軟作用が低いものを使うと、どうしても、パサついたり広がったりしてしまうからです。

ただし、肌に良いものではありませんので、頭皮や身体にできるだけ付かないように気をつけて下さい。

お肌のことを考えるなら、メインのトリートメントは第三級アミン系やアミノ酸系を使い、その後に毛先のハイダメージ毛の部分だけべヘントリモニウムクロリドが主成分のトリートメントを使うのも手です。

【まとめ】トリートメントは、カチオン界面活性剤の種類と特徴を覚えて、肌や髪の状態に合ったものを使おう

最後に、このページの内容をまとめておきます。これを機会にご自分が毎日使うトリートメントを見直してみたり、お客様へのアドバイスにお役立ていただければ嬉しいです。

【参考文献】※油脂・脂質・界面活性剤データブック|日本油化学会 編(2012年) ※「美肌成分辞典」かずのすけ・白野実署(2022)化粧品成分オンライン ※「化粧品成分ガイド 第7版」|宇山侊男・岡部美代治/久光一誠(2020) ※「効果的な「組み合わせ」がわかる化粧品成分辞典」久光一誠監修(2022) ※「美容常識の9割はウソ」|落合博子著(2019) ※化粧品成分検定公式テキスト【改訂新版】|化粧品成分検定協会(2019)Cosmetic Ingredient Review※「殺菌消毒剤・ND-2(塩化ベンザルコニウム製剤)の有効性, 安全性および有用性の検討について」橋 孝行, 他(1990)

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