【初心者OK】超リアルな美容室ヘアスタイル写真を生成AIで作る方法
美容室ビジネスには、ヘアスタイル写真やおしゃれなイメージ写真が必須ですよね。予約サイトやGoogleビジネスプロフィール、SNSなどに、どんな写真を掲載するかによって新規集客に影響が出るので超重要。
ですが、モデルさん選びからスタイル作り、場合によってはスタジオの確保など、結構な時間と労力が必要…。
最近では、写真素材サイトで綺麗な女性の写真を購入して使う場合も増えていますね。ただそれだと、他の美容室と被ったり、なかなか理想のイメージがなかったり、という経験をした方もいらっしゃるのでは?
そんな美容室管理職やオーナーさんにおすすめなのが、画像生成AIを使って、ハイクオリティーでオリジナルのヘアスタイル写真を作る方法です!
これから解説する方法を覚えれば、低コストで、あなたの好みの顔、作りたいヘアスタイルで本物の写真と見分けがつかないハイクオリティーなヘアスタイル写真を、ものの数分で作ることが可能になります。
必要なのは、パソコンかスマホだけ!ぜひ習得して、モデル探しや撮影に使っていた時間と労力を、お客様の接客やスタッフへの指導、コミュニケーションなど他のことに使って下さい!
ヘアスタイル写真を作るのにおすすめの画像生成AIは?
ハイクオリティな画像生成AIといえば、Stable Diffusion、Adobe Firefly、DALL-E3、Midjourneyなどが有名です。
試しに、各AIで同じプロンプトを使ったらどんな画像が出来上がるのかみてみましょう。
Stable Diffusion
左上のStable Diffusionは、可愛らしい日本人女性が生成され、これはこれで良いですが、顔や髪を拡大してみると画質が少しのっぺり&ぼやっとしている感じがします。
写真をアプリで加工しすぎた感じの肌で、あまり自然とは言えません。
Midjorney
右上のMidjorneyは、自然かつ今風でおしゃれな感じの日本人女性が生成されました。肌や髪の質感が、Stable Diffusionのようにのっぺりした印象がないので、よりリアルな感じがします。
Adobe Firefly
左下のAdobe Fireflyは自然で存在しそうな女性の写真ですが、美容室のヘアスタイル写真として使うには、おしゃれさが足りない印象。
また、顔の肌表面がぼやっとしている印象です。
DALL-E 3
右下のDALL-E 3は、綺麗ですが、綺麗すぎかつ顔が左右対称で、いかにも”AIっぽい”写真だと感じてしまいます…。
有名な4種のAIを利用して画像生成してみましたが、いかがでしょうか?
好みの問題にもなってきますが、私が美容室のイメージ写真やヘアスタイル写真を生成するのにおすすめなのはMidjourneyです。
Midjorneyで作れるヘアスタイル写真の例
私が美容室のイメージ写真生成をするのに最適だと考えているのがMidjourney。
決め手はその、クオリティー高さ。いわゆる“AIっぽさ”がない、本物の写真と遜色ない画像を簡単に生成できます。実際にMidjourneyで生成したヘアスタイル写真をいくつか見てみましょう。
左は柔らかい雰囲気で笑顔が可愛い女性。ヘアスタイルはボブの茶髪を指定。シルバーアクセサリーも指定したら、ちゃんと生成してくれました。
右は40代の女性で、ストレートの黒髪ボブに金のハイライトを入れるように指定しました。髪に合わせて、服装が自動で黒とベージュになっていて、画像に統一感が生まれています。
こちらは二つともバックスタイルの写真。髪質改善をした後のような、艶やかなロングヘアも、奇抜なグリーンのカラーを入れた今風の若者の後ろ姿も、Midjourneyならサクッと生成してくれます。
左の黒髪でキツめのパーマをかけた男性は、メンズ専門サロンから出てきたような仕上がり。右のプラチナカラーのイケメンは、雑誌モデルやアイドルにいそうじゃありませんか?
Midjourneyなら、上の例のようにハイクオリティーでおしゃれなヘアスタイル写真が生成できます!有料ではありますが、有料なりのクオリティーではないでしょうか?続いてMidjourneyの使い方について解説します。
まずはDiscordに登録しよう
Midjourneyを利用するには、チャットサービスであるDiscordでアカウントを作成する必要があります。Discord公式サイトにアクセスしましょう。
パソコンの場合、デスクトップ版アプリをダウンロードするか、ブラウザーで開くか選択できます。今回はすぐに始められる「ブラウザーで開く」でスタートします。
本格利用する際は、アプリをダウンロード&インストールしてデスクトップにショートカットをつくっておくと便利。スマホの場合、アプリをダウンロードするボタンがありますので、そこからストアに飛んで入手してください。Discord自体は無料で利用できます。
「表示名を入力してください」と出るので、お好みの表示名を入力してエンターを押しましょう。
「Discordへようこそ」と表示され、生年月日を聞かれるので、プルダウンで選択し、「次へ」をクリック。
続いて「初めてのDiscordサーバーを作成する」と出てきます。「オリジナルの作成」を選択しましょう。
「自分と友達のため」をクリック。
「サーバー名をカスタマイズ」の画面では、アイコンとサーバー名を入力します。アイコンは設定しなくてOK。サーバー名を入力したら「新規作成」ボタンをクリック。
「あなたのグループのお気に入りの話題」を聞かれます。「ヘアスタイル写真」「日本人写真」など、あなたが今後作成予定の物の名前を入力しましょう。
画面が「サーバーの準備が整いました!ようこそ!ここはあなたの居場所です」と表示されます。中央の「私をサーバーに連れてって!」をクリックしましょう。
続いて、メールアドレスとパスワードを入力して「アカウントを作成する」をクリック。
登録したメールアドレスにDiscordから認証メールが届きます。メールの「Verify Email」をクリックしましょう。
ボットなどによるアカウントの自動生成を防ぐために、追加の認証を求められます。【私は人間です】が表示されたら、チェックを付けて認証しましょう。
認証が済んだら「メールが認証されました!」画面が表示されるので、「Discordで開く」をクリックしてください。これでDiscordが使えるようになります。
DiscordとMidjourneyを連携しよう
続いて、Discord内でMidjourneyを使えるようにするための作業を行います。
Midjourneyの公式サイトにアクセスしましょう。トップページが表示されたら、右下の「Sign Up」をクリック。
「Log in or create account」の画面が表示されたら「Continue with Discord」をクリックしましょう。
続いて招待画面が表示されますので「招待を受ける」をクリックしてください。これでDiscordとMidjourneyの紐づけが完了しました。
Discordの画面に戻ると、左側にMidjourneyのヨットのアイコンが追加されているはずです。
Midjourneyのサブスクリプション登録をしよう
Midjourneyは有料プランでのみ利用できます。プラン毎の特徴については料金プランについてをご覧ください。
今回は、試しに一番安く利用できる、ベーシックプランの月払いを選択して進めていきます。
画面左バーにあるMidjourneyアイコンをクリックし、初期にあてがわれたチャットルーム「newbies-数字」をクリックしてください。複数ありますが、どれでもOKです。
画面下部にあるチャット入力画面に「/subscribe」と入力してエンターキーを押します。
すると、Midjourneyからメッセージが届きますので、「Manage Account」をクリックしましょう。
「Discordを退出」という画面が表示されることがあります。これはDiscordからブラウザーに切り替えてWebサイトにアクセスする確認画面です。 Midjourneyの公式サイトにアクセスするため「サイトを見る」をクリックしましょう。
プラン選択画面が開きます。今回はお試しなので「ベーシックプラン(月払い)」で進めます。まず「Monthly Billing」を選択し、画面一番左側に表示される「Basic Plan」の「Subscribe」をクリックします。
決済情報入力画面に移ります。メールアドレスやクレジットカード情報を入力して「申し込む」ボタンをクリックしてください。
キャプチャーのような画面になったら「Create」をクリックします。これでサブスクリプション登録が完了。領収書がメールで届いています。
Midjourneyで画像生成できるようになりました!
自分専用サーバーで、Midjourneyを使えるようにしよう
初期設定のままでは、Midjourneyから割り振られたルーム内でしか画像生成ができません。
このルームでは、世界中の様々な人々が画像を生成しています。その為、ここであなたが画像を生成すると他の人の投稿に埋もれてしまい管理がしずらいですし、同じルームの人に常に見られています。
おすすめは、自分専用サーバーで画像を生成する方法です。(ベーシックプランやスタンダードプランだと、「Community Showcase」上で生成画像が表示されます。絶対に他の人に公開したくない場合は、ステルスモードを利用しましょう。詳しくは料金プラン詳細へ)。
自分専用サーバー上なら、生成画像が他の人の画像に埋もれることがありませんし、サーバー内でチャンネルを増やして、生成物ごとにグループを作ることもでき、とても管理がしやすいです。
自分専用サーバーは、基本的に初期登録時に作られています。「初めてのDiscordサーバーを作成する」の時に、入力した名前のアイコンが左ツールバーにありませんか?(ない場合は、緑の「+」ボタンからサーバーを作成してください。)そのアイコンをクリックしましょう。
初期設定時にスキップしていなければ、テキストチャンネルの「一般」の下にあなたが名付けたチャンネルがあります。チャンネル名の横の歯車マークをクリックして設定ページを開きます。
チャンネル名が無ければ、テキストチャンネル横の「+」ボタンからチャンネルを作成しましょう。
設定ページを開いたら、「権限」をクリックしてください。「プライベートモード」がオンになっていたら、オフにしておきましょう。この後Midjourneyと紐づけするためです。
「変更を保存する」をクリックしたら設定画面を閉じて、左ツールバーの一番上にあるDiscordのロゴマークをクリック。
続いて、左側のツールバーの一番上にあるDiscordアイコンをクリックして、その「ダイレクトメッセージ」にあるMidjorneyを右クリックし、「プロフィール」をクリックしましょう。
「アプリを追加」をクリックし、次の画面で「サーバーに追加」をクリックしましょう。
「サーバーを選択」のプルダウンで、自分専用サーバーの名前を選択して、右下の「はい」をおしましょう。次の画面では、下までスクロールしたら「認証」ボタンが押せるようになるので、クリック。
このように「成功!」と出たら、設定完了です。自分専用サーバーに戻りましょう。
画像を生成してみよう!
それでは実際にヘアスタイル写真風の画像を生成していきましょう。
自分専用サーバーの画面下にある入力欄に、「/imagine」と入力し、エンターキーを押しましょう。
すると、「prompt」という文字が表示されて、その後ろに文字が入力できる状態になります。ここに生成したい画像の内容を入力します。
Midjourneyでは、英語でプロンプトを書きます。今回は「smiling japanese woman, brown color and bob hair, light green chiffon blouse --style raw」と入力してエンターキーを押します。
するとMidjorneyが生成をスタートしたことを知らせるメッセージが表示されます。
画像生成がスタートすると、生成物がぼんやりと表示されはじめます。併せて出てくる%は、生成の進捗度合いです。約1分ほどで画像が生成されますので、待ちましょう。
画像が生成されました。このようにMidjourneyは1回で4枚の画像を生成してくれます。
4枚生成されたものの中で気に入った物があれば選択します。数字は左上からZ方向に振られますので、左下の女性の写真が気に入ったなら、写真下にある「U3」をクリック。すると左下の女性だけの画像が生成されます。『U』は画像を高解像度化(Upscaling)という意味です。
選択した画像が1枚画として生成されました。もっと引きの写真が欲しいなら、「Zoom Out」ボタンをクリックします。
「Zoom Out 1.5x」を押したら、女性の頭が切れておらず、背景もしっかり映った写真が生成されました。
気に入った1枚画ができたら画像をクリックし、さらに「ブラウザで開く」をクリック。ブラウザで開いた画像を右クリックして保存しましょう。
4つの写真のいずれかを少し変えてみたい場合は「V1~V4」を選択。『V』は画像のバリエーションを増やす(Variation)という意味です。
4枚とも気に入らなかった場合は、「U4」の右となりにある丸い矢印のマークをクリックしましょう。
それでも気に入る画像が出てこない場合は、プロンプト内容を変えて再チャレンジした方が良いかもしれません。
希望のヘアスタイル画像を生成する方法
美容室のイメージ写真やスタイル写真として使うためのリアルな画像を生成したい場合に、おすすめの事前設定や、プロンプトについて解説をします。
RAW mode
加工をしすぎない画像を生成したい場合におすすめなのがRAW mode設定。
入力欄に「/settings」と入力してエンターキーを押しましょう。設定画面が出ますので、「RAW Mode」を選択。
左側が「RAW Mode」OFFの時に生成された画像、右側がONの時に生成された画像です。
このように「RAW Mode」を選択した状態で画像を生成すると、「Raw」つまり「生」っぽい、リアル(写実的)な印象の画像を生成してくれます。
なお、「RAW Mode」OFFの時でも、プロンプトの末尾に「--style raw」を付けると、ONの状態と同様、リアル(写実的)な印象の画像を生成してくれます。
Rimix mode
「Rimix mode」は一度入力したプロンプトを修正・加工する時に便利な設定です。
「/settings」画面で「Rimix Mode」を選択して下さい。
まあまあ気に入ったけど、他のバリエーションも見てみたい画像の下のVボタンをクリックします。
「Rimix mode」をONにした状態で生成画像一覧(4枚)でVボタンを押すと、入力したプロンプトを修正して再度生成できます。
今回は洋服の色指定を「light green」から「white」に変更しまして、「送信」ボタンをクリック。
雰囲気は似ているけれど、違うバリエーションの女性写真が再生成されました。もちろん、洋服が明るい緑から白に変わっていますね。
これだけは入れたい!必須プロンプト
美容室のイメージ写真として使う画像を生成するために絶対に入力したいプロンプトを紹介します。
人種
人種を入力しないと基本的に白人など、外国人になります。日本人にしたいなら「Japanese」と入力しましょう。韓国美人にしたいなら「Korean」ですね。
性別
男性なら「man」、女性なら「woman」。少年なら「boy」、少女なら「girl」と入力しましょう。
年代
年代も必須。「22 years old(22歳)」のように具体的な年齢を指定しても良いですし、「forties(40代)」のように年代指定や、「young adult(10代後半から20代前半)」のようなおおよその年代を表す言葉を入れてもOK。
髪型
美容室の写真で肝心なのが髪型の指定でしょう。「long hair(ロングヘア)」、「bob(ボブ)」などの長さの指定はもちろん、「straight hair(ストレート)」や「perm hair(パーマ)」、「braids(編み込み)」など、希望のヘアスタイルの言葉を入力してください。
髪色
髪型と一緒に指定したいのが髪色。「black hair(黒髪)」「brown hair(茶髪)」「blonde hair(金髪)」はもちろん、「purple hair(紫髪)」や「pink hair(ピンク髪)」なんかも生成できます。
「Platinum hair(プラチナム)」と入力すると、時と場合にもよりますが、良い感じのハイトーンカラーが生成される場合も。
追加で入れたいプロンプト
表情
モデルさんの表情ももちろん指定可能。表情を指定しないと、すました感じの表情になることが多いです。
明るい雰囲気が好きなら「Smile(笑顔)」や「smile slightly(はにかんだ笑顔)」などがおすすめ。
ポーズ
ポーズも何も指定しないと正面立ちになるケースが多いですが、イメージ写真なら棒立ちより、少し動きがあった方が良いでしょう。
手に動きをつける「holding one hand behind her head(片手を頭の後ろに添える)」や、身体の向きや視線を指定する「looking back at viewer(振り返ってカメラ目線)」など、色々試してみることをおすすめします。
服装
服の色や、服の種類「t-shirt(Tシャツ)」「hoodie(パーカー)」「blouse(ブラウス)」なども指定できます。
修飾語として、「casual(カジュアルな)」「stylish(おしゃれな)」「mode(モードな)」などを指定することで、写真全体の雰囲気も結構洋服に合わせて変えてくれます。
背景
シンプルな白壁なら「in front of a white wall(白い壁の前で)」、街中で撮っている風にしたいなら「in the city」、サロンの中で撮っている風にしたいなら「in the beauty salon」など、背景にこだわりたい時は指定すると良いでしょう。
自分のお店の壁の色と同じ色になるように壁紙の色を指定するのも良いですね。
英語が思いつかないならGoogle翻訳を利用して
Midjourneyでは美しい英語の文章を書く必要はなく、単語を「,」で繋げていけばOKなので、英語が得意ではない人でも問題なく使用できます。
入力したい英単語が思い浮かばない時は、Google翻訳等を利用しましょう。
また、Midjpurneyのルーム「#newbies-数字」で、他の人の生成画像やプロンプトを見て真似してみるのも手です。
慣れてくると、よく使うお気に入りのプロンプトの組み合わせがいくつかできるはず。
知っておくと便利なパラメーター
Midjourneyのプロンプトには、ハイフン2個「--」から始まる特殊なコマンドが存在していて、「パラメータ」と呼ばれています。
生成画像の縦横比を変えたり、参照画像を指定したりすることができて便利ですので、いくつか紹介しておきましょう。
--aspect、--ar アスペクト比
Midjourneyでは、サイズ指定をしないと正方形の画像が生成されます。
縦長や横長の画像を生成したいなら、プロンプトの末尾に「--ar 9:16」や「--aspect 16:9」等、任意の数字を入れて再生成しましょう。
--no ネガティブプロンプト
描かない要素を指定する描き方です。生成した画像に余計な要素が入っていた場合、末尾に「--no 要素名」と任意の言葉を入れて再生成してみて下さい。
--cref キャラクターリファレンス
キャラクターリファレンスの略で、指定したURLの画像にある人物を継承した画像を生成したい時に使います。
「--cref」の後ろにURLを指定して人物を指定し、「--cw」でその人物の特徴をどれくらい継承するかを決めます。
cwは基本的にセットで使い「0」は顔だけ、「100」は装飾品や雰囲気、服も継承します。
Midjourney上で作った画像を参照する場合は、その画像のURLをコピーして貼り付ければOK。
そうでない場合は、入力欄左の「+」ボタンから、参照画像をあらかじめMidjorneyにアップロードする必要があります。
キャラクターリファレンスは、生成して気に入った画像の人物の違うポーズを見たい時なんかに便利ですね。
ここまで紹介したプロンプトやパラメータを使って1つ画像を生成してみましょう。
画像生成例
今回は2人の女性画像を生成しました。プロンプトには人種、年齢、髪型、髪色、表情、ポーズ、服装、背景、アスペクト比などを盛り込んでいます。
Midjourneyは少ないプロンプトでも良い感じの画像を生成してくれますが、よりオリジナリティを出したかったり、頭の中に思い描いているものを忠実に再現したかったら、なるべく詳しくプロンプトを書くようにしましょう。
Midjorneyの料金プラン
Midjourneyは現在有料プランのみで、4つのプランがあります。月契約と年契約を選択でき、年契約は月契約よりも20%ほど割安。契約後、月の途中でプランを変更することも可能となっています。
こちらは2024年8月14日時点のものです。最新情報は公式サイトをご覧ください。
Fast GPU Time
「GPU Time」とは利用できる画像生成時間のこと。Midjourneyでは画像生成の速度が2種類あり、デフォルト設定が「Fast」で、画像を1枚あたり約1分の速さで生成してくれます。
一番安いベーシックプランでは、月あたり3.3時間まで利用でき、それを超過すると1時間あたり4ドル(約600円)の超過料金がかかります。
スタンダートプラン、プロプラン、メガプランとプランが上がるごとに、「Fast」モードでの時間が長くなっています。これら上位プランでも「Fast」モードの時間を超えて利用すると超過料金が発生しますが、これらのプランでは「Relax」モードがあり、それを利用すれば超過料金なしでの画像生成が可能です。
Relax GPU Time
「Relax」モードで画像生成すると、「Fast」と比べて画像生成までの時間が1~10分ほど長くなります。その分、無制限で画像生成が可能。
スタンダートプラン、プロプラン、メガプランで利用でき、回数や時間を気にすることなく、画像生成を楽しめます。
ステルスモード(Stealth Mode)
Midjourneyで生成した画像は、自分専用サーバーで生成しても、Midjourneyのギャラリーサイトである「Community Showcase」には、生成した画像が表示されます。
自分の生成した画像やプロンプトを絶対に他人に見られたくないのなら、ステルスモードを利用できるプロプランやメガプランを選ぶ必要があります。
同時に生成できる枚数(Maximum Concurrent Jpbs)
一度に生成できる画像の枚数も、プランによって異なります。ベーシックとスタンダートは最大3枚+待ち時間有り10枚、プロとメガは高速10枚+低速3枚+待ち時間有り10枚でっす。
商用利用(Usage Rights)
Midjpurneyでは、現在すべてのプランで商用利用が可能です。ご自身で書いたプロンプトから生成された画像なら、ご自身の経営する美容室のイメージ写真として利用して全く問題ありません。
ただし、芸能人の写真を参照して生成したりするのは著作権違反になりますのでNG。
また、年間総収益が100万米ドルを超える企業の従業員または雇用主の場合は、メガプランに加入する必要があります。
まずはベーシックの月契約で試して、気に入ればスタンダートかプロへ
ご自身の美容室のヘアスタイル写真やイメージ写真を生成したいなら、まずはベーシックの月契約で使用感を試してみるのが良いでしょう。
実際に使ってみて「これなら使えそう!定期的に画像生成したい。」となれば、年契約に切り替えると良いと思います。特に数店舗規模の美容室オーナーさんなら、利用時間3.3時間(200枚)のベーシックプランでも十分だとは思います。
利用時間は「/info」と入力して送信すれば確認できますから、半月くらい利用した後に確認してみて、スタンダートに変えるべきか考えてみると良いでしょう。
なお、絶対に自分の生成した画像やプロンプトを他人に見られたくないのなら、ステルスモードを利用できるプロプランがおすすめです。
Midjorney解約方法
Midjorneyはサブスクリプション契約ですので、手続きを何もしないと自動で引き落としされます。
「使ってみたけど、自分には合わない。」や「しばらく使わないから一端解約したい。」という方は、早めに手続きをしましょう。2~3分で終わります。
まずは「/subscribe」のコマンドを実行し、「Manage Account」をクリック。
「Manage Subscription」ページに移動したら、右上の「Cancel Plan」ボタンをクリック。
「Confirm Cancellation」をクリックすれば解約できます。登録メールアドレスに通知が来ていることを確認してください。
画像生成AIを使いこなして、撮影業務時間&費用を大幅削減しよう!
今回は、画像生成AI「Midjourney」を使って、美容室経営に必須のヘアスタイル写真を生成する方法について解説しました。
スタイリストとモデルを確保して、スタイルを決めて、施術して、撮影場所を確保してと、時間とお金と手間がかかる写真撮影も、Midjourneyを使いこなせればものの1分で終わります。
素材サイトで購入するのも良いですが、他サロンと被りたくないなら、自分でAIを使って生成するのがおすすめ!
リアルな写真のような画像の他、キャラクターやアイコン、ロゴデザインも生成できるので、ヘアスタイル写真以外にも様々な使い道があります。
まずは、試してみて!
まずは色々なプロンプトを入力して試してみて下さい!また、他の人が生成している画像とプロンプトを見るのも勉強になりますよ。
何度も言葉を変えてやっている内に、思い通りの画像が生成できるようになるはずです!
ぜひ習得して、モデル探しや撮影に使っていた時間と労力を、お客様の接客やスタッフへの指導、コミュニケーションなど他のことに使って下さいね!